レオ・レオーニの「フレデリック」です。

レオ・レオーニはアメリカとイタリアで創作活動を行った絵本作家で代表作の「スイミー」はご存知の方も多いと思います。

フレデリックは「フレデリック―ちょっとかわったのねずみ」に登場するキャラクターで、物語は、冬支度をするネズミたちの姿を描いています。他のネズミたちが食料を運び込む中、フレデリックは「太陽の光を集めている」「言葉を集めている」「色の光を集めている」と語ります。他のネズミたちが冬になり、食料が尽きて困っている時に、フレデリックが集めたものでみんなを元気づけます。

この物語は、「物質的な豊かさだけでなく、心の豊かさも大切であること」「芸術は、人々の心を癒し、困難な状況を乗り越える力になること」「人はそれぞれ役割が異なり、それが社会を豊かにすること」を伝えようとしているとされていて、子供だけでなく大人にも、人生における大切なメッセージを伝えてくれる作品です。

待ち時間のちょっとした癒やしになることを願っています。